Mittwoch, Oktober 19, 2005

タンデム

タンデムと言えば、もともとドイツ語でも英語でも縦並びの2頭の馬、もしくはその馬車を意味するが、ドイツで(英語圏でも?)タンデム・パートナーと言えば、普通、それぞれが持つ語学能力を伝授または享受しあうパートナーのことを指す。例えば、私があなたにドイツ語を教える代わりに、あなたはスペイン語を私に教えるといった、簡単なもの。単純なギブ・アンド・テイク・システムだから、お金をかけずに外国語を学びたい人にとっては一番の方法。
タンデム・パートナーは、大学に張り紙したり、大学のタンデム・サイトに登録したりすれば、結構簡単に見つかるもの、だが、なにせ相手には当たりはずれがあるので、そこは要領よく相手を選別していかなくてはならなかったりする。

実は今日は、初のタンデム・デーだったのである。私のタンデム・パートナー、アンドレアとは、事前に何度かemailのやりとりをしていた。メールでやりとりしている間、私は、相手を名前から女性だと確信していて、アンドレアは私を男だと思っていた。幸いにも会う前に事実が判明したから、ちゃんと会えたわけでもあった。
アンドレアはイタリア人で、アンドレアと言う名はイタリアでは、男性の名前なんだそうだ。(普通多くのヨーロッパ諸国では、アンデレアスがアンドレアの男性バージョンなんだが。)もともとギリシャから来た名前で、「男」と言う意味がある。だから、彼に言わせれば、アンドレアが女性の名前という方がおかしいのである。

さて、私達の交換する言語は、日本語<=>イタリア語、と言うわけではなく、日本語<=>英語なのである。彼は、もうヨーロッパではまれでもない、trilingualで、イタリア語はもちろん、ドイツ語・英語にも精通している。日本語は、一年前にはじめ、12月にある日本語能力検定試験3級合格を目指しているところだ。
私の方と言えば、英語は自分の分野の学術的な文献を読むには差し支えないが、話すとなると苦労する。ドイツ語と英語はなまじ似ている単語が多いからか、英語を話そうとすると、口をついて出てくる言葉がドイツ語・もしくはドイツ語読みの英語になってしまうのだ。英語が話せて当たり前の世の中、やはりインターナショナルな場では英語は欠かせないし、そろそろ、英語を話すことに慣れなくてはと思っている昨今であった。(ドイツに来たての5年前はなるべく英語を使わずにがんばっていたのに変な話だ、とふと思う。)

そんな私達の会話はかなり変だった。なんか、知らないうちに、4つの言語が入り交じった会話になっていたからだ。でも、まあ私達のいたカフェが多民族のるつぼのようなところだったので、ふつうおかしな二人と思われても良い私達も自然とマッチしていた。フランス人のウェイターに、「君たちフランス語はどうなんだい?フランス語じゃなかったらオーダーはとれないよ。」と冗談を言われた(ちなみにドイツ語で)。

まぁこのタンデム今後どうなるやら分かりませんが、良いイタリア人の友達が一人増えたことに変わりはない。

1 Kommentar:

Anonym hat gesagt…

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