Dienstag, Oktober 11, 2005

晴天なり



ベルリンにしてはかなり珍しく、ここ五日、雲一つない晴天が続いている。ここ五日とはっきり言い切れるのは、ベルリンに来ていつの頃からか天気をつけている手帳のカレンダーによる。ちなみ記入するのは晴れか雪の日のみ。(天気をつけてるって言えるのか?)晴れの日には太陽マーク、雪の日には雪だるまマークをつける。ここ五日、カレンダーには太陽が5つ並んでまぶしい感じだ。
今年の秋は、例年に比べてすごく暖かい。10月も半ばになると言うのに毎日20度。天気が良いだけでなく、大気も暖かいのだ。
確か、9月末のベルリンマラソンで、ツーリヒとブレーメンからわざわざマラソンしにやって来たクリの友達を応援しながら、「この暖かさはもう今年で最後だろうねー。」なんて話していたけど、有り難いことに最後にはならず、先週末も、同じようなことを聞いたり言ったりしてたけど、最後も何も、まだまだ暖かい日々はこうして続くのであった。
ドイツ人が少しでも太陽が出ると、こぞってひなたぼっこし始めるというのは、ちょっとドイツに滞在したことのある人ならすでに経験していることだと思う。もちろんこの晴天の数日は、大人も子どもも、公園で寝そべり、カフェテラスや道端のベンチで太陽を仰ぎ、ひなたぼっこに余念がない。まーみんな嬉しそうな顔してること。子供はとにかく大人達には、君たち仕事はどうしたんだい?と聞きたくなる。太陽が出てるから仕事中断てのもあり得なくない。
冬に入る前の暖かい秋の日は、‘ひなたぼっこ’と言うよりは、やっぱドイツ人の言うように‘太陽補給(Sonne tanken)’ということなんだろうと思う。リスが長く寒い冬を乗り越えるため、ドングリをせっせとかき集めて、枝の間の巣にしっかり貯蔵しておくような、そんな感覚。太陽は補給するものなのだ。
そう、今日は私も南むきのベランダで文献を読みつつ、しみ・そばかす、なんのその、日本人女性にはあるまじきほど無防備に太陽光線を吸収した。だって、この暖かさは今日で最後だろうし、灰色の冬を乗り越えるためには、かかせない。

1 Kommentar:

Anonym hat gesagt…

Sch?nes Foto! Sch?nes Gr?n! Sch?ner Bus!