Donnerstag, Oktober 13, 2005

朝ごはん



私の同居人は、朝ごはんを楽しみにしながら眠りにつき、朝ごはんを食べる為ならいくらでも早起きをするほどの、朝ごはん大好き人間だ。どちらかというと朝食よりも長く寝ていたい派で、結構その為に朝ごはんをないがしろにしてきた私としては、彼の朝ごはんに対する執着が最初のうちは理解しがたかった。そんな私も次第に彼に感化され、もう朝ごはん無しの朝なんて考えられないほどとなっている。最近ではお腹が空いて目が覚める。なるほど、彼の早起きは空腹によるものか、と納得。

自然のなりゆきで朝ごはんはだいたい同居人の彼が用意する。もちろんドイツの朝ごはん。
ドイツの朝ごはんと言えば、やはり、ブロートゥヒェン(Brötchen)という手のひらサイズの丸いパン(食感はフランスパンに似ている)とか、いろんな穀物の入ったフォルコーンブロートなどを、お好みで、チーズ・クリームチーズ・生ハム・サーモン・サラダ、甘党の人は、各種ジャム・蜂蜜・ヌテラ(チョコクリーム)などなど、パンにつけたり乗せたりする。ちなみに、ジャムは彼のおばあちゃん手作りのプラムやフサスグリ(Johannisbeere)のが絶品。
そして、紅茶。北ドイツ出身の人々は、好んでミルクティーを飲む(イギリスに近いだけあってか?)。紅茶はポットに入れて、さめないように蝋燭の入った台の上に置く。
それから、忘れてならないのが、ゆで卵(ドイツで朝食卵Frühstückseiと言えばゆで卵のこと)。半熟。卵スタンドにのったゆで卵のからを上の方だけむいて、後はスプーンですくって食べる。
普通ブロートゥヒェンは毎朝パン屋さんから買ってくるもので、できたてはすごくおいしい!!そして、このできたてを提供するパン屋がドイツではどんな家の近くにも必ずある。つまり、この朝ごはん用のパン屋はドイツ人にとってかなり重要なのだ。
でも、たまには気分を変えて、コーンフレークやいろんな穀物やドライフルーツ、木の実などの入ったシリアル(ミュスリMüsli)を食べたりもする。ミュスリは、ミルクだけでなく、プレーンヨーグルトに混ぜて食べるのもあり。

週末など時間のたっぷりあるときは、気がつくと3時間くらい朝食している。新聞を読みつつ、紅茶をすすりつつ、日当たりの良いキッチンで時間が経つのを忘れてしまう。

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