Dienstag, Oktober 31, 2006

何気ない日々の感想。

10月終わる前にがんばって更新です。

来年1月の半ばに帰る予定なので(ベルリンへ)、日本滞在も5分の2が過ぎました。なんか、微妙な、時の経ち方。つまり、まだ折り返し地点まで来てないってことです。は~。

どうも、ここまで長くクリと離れたことがないので、正直、変な感じ。
まぁ、ほぼ毎日チャットしたり、電話もするようにしてるけどね。でも、たまに途轍もなく淋しくなるもんです。(え?たまにじゃダメ?)

しかも、ドイツも冬時間になったので、時差の広がりが、それでなくても少ない二人の会話時間に、更なる追い討ちをかけてます。
まったく、昼・夜逆さだし~。

こんなんで、「遠恋」疑似体験(?)をしつつ、長年連れ添った老夫婦化している私たちの間柄も、きっと、いい具合に引き締められるに違いない。(←希望的観測)

それから、もうこんな長く日本に滞在してる割には、論文の取材、仕事が忙しくて、日本の友達になかなか会えないのが残念。
でも、まぁ、まだ日本いるし、と言って、会うのが伸ばし伸ばしになってしまっている感もある。年末忘年会なんかで、一気に会えると嬉しいなー。

肝心の今回帰国目的・調査、という点では、そつなく進んでる気もします。(←また希望的)
日本で生活している外国人の方々に出会う機会が多く、ここって、実は、こんなに、外国の人々の生活が根付いているんだってことに驚かされる。
在日外国人の視点で日本を見ると、次々と新たな発見がある。
ドイツでは、常に外国人の視点からドイツ社会を見てきた、というか、見ざる得なかったけど、日本で外国人の視点から社会を見るって、今までほとんどなかったこと。
今、外国の方と関わっているNPO/NGOに少しながらも携わり、更に、多くの在日の方のお話を聞いたり、生活の一部を垣間見させていただいたりして、また、新たに見えてくるものって多いのです。

先は、まだ長いけど、がんばりま~す。

Samstag, Oktober 21, 2006

映画 『かもめ食堂』


『かもめ食堂』を見てきました~~。ちゃっかり学生料金で。日本映画高いよ。学生料金でも1000円。
一般料金1800円なんて払っちゃらんね~。
あとは、レディース・デー狙いだな。
って、まぁ、そんなことはいいとして。。。

この映画・・・は、ほのぼのとして、あたたかくて、お腹がすいてくる映画でした。

フィンランド、ヘルシンキの街角にある、かもめ食堂。
そして、
この食堂のメインはおにぎり。

おにぎりは日本人のソウル・フード。って、言っていたけど、確かにそうだよなって思った。
おにぎりには、なんかしら心を揺るがす思い出がありません?

主人公サチエの子供の頃のエピソードじゃないけど、私の父も、私が幼稚園の頃、母が病気で寝込んだ時、一度だけお弁当作ってくれて、それが、やっぱ、おにぎりで。
超特大おにぎりが一つ、お弁当箱にボンっと入っていて(当時持ってた丸いお弁当箱の大きさに限りなく近い、ほぼのり弁にしてもよかったんじゃないか・・・みたいな、おにぎり・・・)、子供心にいくらなんでもコリャないでしょって、けっこー焦った、なんか食べるのもすごく恥かしかったし。でも、今でも心に残ってて、ふいにあのおにぎり思い出すと、笑いがこみ上げてくる。父もなれない手つきで一生懸命作ってくれたんだろうなーって。


それにしても、おにぎりをメインで出してる和食屋って、なかなかないよな~。
ベルリンにはない。っていうか、日本でもあるのか・・・?


かもめ食堂に出ている日本の役者さん方(小林聡美・片桐はいり・もたいまさこ)は、好きな方ばかり。そして、どっかで見たことあると思ったら、あの『過去のない男』のマルック・ペルトラが出てた。
北欧好きの友達とAki Kaurismäki監督作品を何本か見てたから、この人見ててあたりまえなんだけど。

ちなみに、兄弟のMika Kaurismäkiも映画監督。
兄弟してアキだの、ミカだの、なんか日本人の姉妹みたいだけど、どっちも男性なのだ!

彼らは、ドイツではäをエーと発音するので、カウリスメキさんと呼ばれてますが、日本ではカウリスマキとなってた。どっちがフィンランド語読みでは正しいのだろう・・・。
(フィン語できる人教えてください・・・。)

この映画の監督、萩上直子監督については、一押し!とだけいっときましょ。また、ずらずら書いてるとどんどん文章長くなってくるから。(でも、私に一押しされても・・・ね。だけど彼女の作品好きさー。)


はーーフィンランドも行く行くって言ってて未だ行ってないよ。
かもめ食堂でも使われてた、iittalaの食器かわいかったな~(関係ないけど、クリの母は大のイッタラ好き。イッタラ・アアルトさんデザイン、フィヨルド型のうつわ・花瓶を集めてます。)

ムーミンにも会いたいし、絶対にフィンランド、一度訪れてみたい!

Sonntag, Oktober 15, 2006

情熱のフラメンコ

気付けば、10月も半ば。調査に加え、翻訳依頼がダブルで押し寄せた為(色んな所に登録しているので、たまにこういうことあります。)、休み無くぶっ通し。そして今週末がめでたく10月に入ってから初のお休みとなりました。→と言うか、研究って、やってもやっても切り無いし、終わりが無いところがあって、今日は自分で強制的に休みにしてます。(これって、なんか専業主婦の仕事と似てるかも。)

気がついたら、ブログを始めて記念すべき一周年、10月10日が、まったく記憶にかすめられもしないまま、過ぎておりました。
最近更新が滞ってきている、このブログ・・・ですが、これからも細々と続けてまいりますので、お越しに来て下さる皆様、今後とも、どうぞよろしく♪


さて、ご挨拶も済んだところで
今日の本題。

情熱のフラメンコ!を見てきた。

フラメンコを続けて10年、情熱の女、友人Mが発表会に招待してくれたのでした。
高校時代の友達で集まって、赤羽会館に駆けつける。

フラメンコ、熱き舞。
踊り子さんの、あの衣装も華やかですばらしいけど、踊りのステップ。
あの目立たないけれど、地道なステップは、それなりに鍛えられた足でないと刻めないと思うよ。
実は、あの華やかな長いフリルのスカートの下に、強靭な筋肉に包まれた足が隠されてる??

そして、もう一つ、ついつい注目してしまったのが、後方で生演奏をしているボーカルとギター弾きの方々。
ジプシーキングもびっくりの、すばらしい生歌声・生演奏。
あの曲はなんていう種類なのか、気になってちょいとググッてみたら、人の心の喜怒哀楽にあわせて、すごく色々な曲の種類がある。
やっぱり、様々な思い・熱き魂を表現している曲。だからこそ、心にグッとくる。

いや~発表会を超えて、もう舞台と言う感じ。ご招待ありがとう。M。

今回楽しかったのは、長らく会っていなかった高校時代の友達とも会えたこと。なんか、気分的にも、高校時代に戻ってしまうから面白い。
あの頃、部活で鍛えたムキムキの筋肉を誇っていた(?)私とK。やっぱ、はたから見て半端じゃなかったらしい、あのムキムキ度(E談)。
封印の過去が明らかに!?
むぉう~~
懐かし~いったら、ありゃしない~!!(冷汗)

フラメンコが甦らせた、高校時代の熱き思い・・・に乾杯。