Samstag, Oktober 15, 2005

ヴェルダー・ブレーメン



日本でブレーメンと言えば、やはりブレーメンの音楽隊だが、ブレーメンにはこれの他に少なくとも二つ、ブレーマーの誇りとして譲れないものがある。一つは、世に名高い Beck's ビールのふるさとだと言うこと。そして、もう一つは、ブンデスリーガのサッカーチーム、ヴェルダー・ブレーメンの本拠地であると言うこと。
何を隠そう、ワタクシ、この後者の誇りに同調させられ(・・るハメになり)、はや幾年、最近ついには自主的にヴェルダーの会員にまでなりせしめた。
そこで、ちょっとヴェルダー・ブレーメンについての予備知識:(サッカーに興味ない人にはどうでもいい話です。)
ヴェルダーは、ブレーメンで生まれ育った者ならもちろんだが、ブレーメンになんら関係のない人々の間でもけっこう愛されているドイツ・ブンデスリーガの1チーム。
ヴェルダーが愛される理由としては、バイエルン・ミュンヘンを代表とする金にものを言わせてスター選手を買いあさるような経済力が全てのチームと違い、少ない資金でドイツ各地、海外などから良い選手を発掘し育て上げていくアットホームでフェアなチーム、ということがよく言われる。
2004年には、ブンデスリーガだんとつ一位を長年キープし続けてきたバイエルンを下し、優勝!少ない資金=弱小チームという構図を打ち下した。更にブンデスリーガと平行して行われるドイツサッカー協会の勝ち抜き戦にも優勝し、全てのチームが最大の目標とする"ドゥブル"(英語のダブル)のタイトルを獲得した。今とても熱いチームなのだ。

さて、なぜ今ヴェルダー・ブレーメンについて書いているかというと、実は今日初めてヴェルダーの本拠地であるヴェーザー・スタジアムで試合を観戦したのである。
もちろん、ヴェルダーのユニフォームを身にまといヴェルダーのマフラー(しかも名前入り)を巻いて、ヴェルダー一色での応援。やはり、ホームでの試合だけあって、サポーターの応援にも熱が入っている。ウェーブが何度もいってはまた来て、ゴールや何やのたびにある、決まった応援歌や文句をみんなで叫んで、ヴェルダー・サポーターが一体になるのがまた楽しい。ヴェーザー・スタジアムは、大きくもなく小さくもなく、一階の席からはどこでも選手達が間近に見えて、やっぱアットホームで感激した。なによりも私にとって印象的だったのは、ヴェルダーを応援するファン層が幅広いこと。ちょっとそんなに興奮して大丈夫?と心配してしまうような、よぼよぼのおじいちゃん・おばあちゃん(!)から、バギーに寝かされている、生まれたばっかの赤ちゃんまで、老若男女にわたり、さすが、何世代にもわたって地域に根付いたサッカー・クラブだけのことはあるなーと感心させられる。
ヴェルダーの今回の対戦相手は弱小のニュルンベルクだったが、最初は苦戦させられ、結構ハラハラものだった。結果的にはまれに見ないほどゴールを決めまくり、6対2で勝利!さらに、いいのは、一位を争っていたバイエルンとハンブルクが、それぞれ引き分けと敗戦の結果に終わり、ヴェルダーが3位から1位に浮上したこと。
これ以上うまくはいかないと言う試合結果に意気揚々と歩いてクリの両親の家へむかう。
そして、夜中じゅうカレの誕生日パーティー。

1 Kommentar:

Anonym hat gesagt…

Ol?, ol?, ol?, der SVW, der SVW...