Sonntag, April 20, 2008

ドレスデン写真集

バロックの古都ドレスデン。
ドレスデンはプラハとベルリンのちょうど間くらいにある。
プラハからの帰りについでに寄ってみた。

ドレスデンは第二次世界大戦でベルリンと同じように破壊尽くされたが、東西統一後地道に復興・復元が進んでいる。

まずはドレスデンの中心に位置し、街のシンボルでもある聖母教会からどうぞ。
戦争で瓦礫と化したこの教会も2004年に復元が完成し、60年ぶりにその偉大な姿を取り戻した。

聖母教会の中も当時の輝きが蘇っている。



これは、戦下で奇跡的に残ったドレスデン城(レジデンツ宮殿)北東側の武芸競技場シュタールホーフ(Stallhof)の外壁『君主の行列』。(奥に見える赤い屋根がレジデンツ)102mの長さがあり、マイセンの磁器タイル2万5000枚からなるそうな。ここには先頭の古い時代から始まり近代へとザクセン代々の選帝侯や国王35人が描かれている。
この長い行列の最後尾にはこの壁画の作者ヴィリアム・ヴァルターがちゃっかり登場している。

歴代ザクセン王の居城であったドレスデン城。
城のハウスマン塔。城のゲオルグ門

ツヴィンガー宮殿の王冠の門。

ツヴィンガー宮殿はこの中庭を一周するように建っている。現在は、アルトマイスター絵画館、武器博物館、陶磁器コレクションが入っている。現在アルトマイスター絵画館と武器博物館はセットで見られる。結構な見ごたえ。中でも絵画館のハイライト『システィーナのマドンナ』は必見!有名なかわいい天使ちゃんが見られます。

ドレスデンの国立歌劇場ゼンパーオーパー。
ザクセン王のビールだったラーデベルガーのCMの背景にも見られるのはこれです。


中央がドレスデン城。右側には宮廷教会が建っている。


ブリュールのテラス。ここから街の中心を流れるエルベ川と対岸の新市街を眺めることができる。
ブリュールのテラスから聖母教会へと続く活気のある通り。

新市街側にある日本宮殿。何が日本なんだろう。この屋根の形??宮殿内の屋根を支える彫像は、どうみても中国人でした。ありがち・・・。


エルベ川に掛かるアウグストゥス橋から旧市街を眺める。
ベルリン以上にまだまだ多くの工事現場が残るドレスデン。東西統一後のドレスデンの復興は目覚しいものの、バロック時代建築の再建と戦争の爪あとからの完全な復興にはまだ時間がかかりそう。とは言え、バロック時代の華やかさとは違った新しい風がドレスデンには吹き始めている気がします。

Freitag, April 18, 2008

☆チェコビール☆

ビールをこよなく愛す私としては、やはりこの項目をはずす訳にはいかないでしょう。
チェコビール!! チェスキーピボ!!!
チェコで味わったチェコビールを紹介しま~す。

まずは定番のピルスナー・ウルケルとブドヴァル(バドワイザー)。
この2種類はドイツでも普通に手に入る。

通称のピルスナー・ウルケルはドイツ語のピルスナー・ウアクエルの英語読み(?)。Urquellとはドイツ語で源泉を意味する。まぁ元祖ピルスナーってことですね。ちなみにチェコ語でこのビールは、プルゼンスキー・プラズドイと呼ばれいる。
今は通常となった黄金に輝く透明のビール、ピルスナーはチェコのピルゼン地方で19世紀に誕生した。天晴れ、チェコ人!!
お味は丸ごと世界遺産プラハ2で触れたように、樽生と瓶ビールで違いがあるが、すっきり、濃く辛くといった味わい。樽生では辛味がマイルドになっていて味に深みがあり、より美味しかった。



ブジェヨヴィツェ・ブドヴァル (チェコ名。ありえないほどに読みにくっっ!)。チェコのバドワイザーです。もちろんこっちの方がオリジナル。アメリカのバドワイザーはチェコのパクリ。なので、欧州ではアメリカのバドワイザーは、バドワイザーという商標で売り出してはいけないことになっている。(こちらでアメリカのバドワイザーはBud バッドという名。)
味は、チェコビールの持つ麦の味がもちろんするが、ウルケルよりも軽く辛い感じ。






お次は黒ビール。
チェコの黒ビールと言えば、コーゼルの黒。麦芽の深い甘みが利いているが甘すぎず、濃い深い味わい。色の黒っぽい麦芽を使っているので色も濃い。超旨。お土産にドイツに持って帰ったくらい。妹は日本まで持って帰った。店頭ではコーゼル黒がなかなか見つからず、一度普通のコーゼルSvetlyを買って飲んでみたが、こちらもなかなかだった。辛口。
ちなみにコーゼルには、もうふたつビールの種類があり、そのひとつに11°Mediumというのがあった。私はアルコール度数が11度だと思ったので、ビールの割りにアルコール度数が高いのに何でまたミディアム??と不思議に思っていたのだ。



後から聞いたのは、これはアルコール度数ではなく、バリング度と言われるものだそう。バリング度と言うのは、発酵前の麦汁の糖分濃度を表す数字で、数字が大きくなるほど味も濃くなりアルコール度もあがるそうなのだ。へ~~~。レストランでもビール14°とか15°とかを見かけては、チェコ人はなんて強いビールを飲むんだ!と勝手に驚いてました。はずかし。(*ノωノ)

右のビールはクルショヴィッツェの黒。コーゼルの黒がなかなか見つからなかったので、どこの店頭にもあったクルショヴィッツェの黒を購入して飲んでみた。コーゼルよりも軽い感じで、甘みも控えめ。

チェコの地ビール。
は、種類豊富。めでたく口にできたのはこの2種類。
エッゲンベルクはチェスキークルムロフの地ビール。この街では、街の一角にあるエッゲンベルク醸造所からの絞りたてビールが味わえる。エッゲンベルク黒もノーマルも深い麦の香りと味がする。濃い味わいだが程よい苦味でのど越しすっきり。

プラハのレストランUMedvidku(ウ・メドヴィードクー)の自家製地ビール、オールドゴット。琥珀色の独特な個性のあるビール。オークの樽に貯蔵されているからか香りも独特でした。




は~。素晴らしきチェコのビールたち。
チェコが世界一のビール消費量を誇るのも分かります。
私たち姉妹も、毎日のビール飲み歩きでその世界一に貢献してまいりました。
そして、その貢献度はドイツでも発揮されてます・・・。

Donnerstag, April 17, 2008

チェコ写真集・丸ごと世界遺産プラハ 3 -王の道&プラハ城編-

火薬塔から出発する王の道は、カレル橋を抜けてプラハ城へと続く。汗も
約2500メートルに及ぶ王の道では約4世紀にわたって歴代の王が戴冠パレードをしたという。

ヴルタヴァ(モルダウ)川にかかるカレル橋。
普通の道のように見えるけれど、これカレル橋の上。

カレル橋の上は普通の通りと同じように賑わっている。


カレル橋には30もの聖人の像が立っている。この聖ヤン・ネポムツキー銅像は一番最初に設置された像。下のレリーフに触れると幸せが訪れるという言い伝えがあり、皆が触るので、そこだけぴかぴか光ってる。我々も便乗して触っておきました。


橋を渡り終え、フラッチャニ(城の丘)の坂を上っていく。

お城の門の前に直立不動で立つ衛兵くん。いざ城内へ。

 プラハ城内にそびえる聖ヴィート大聖堂。

大聖堂内で輝く、ムハのステンドグラス。

聖ヴィート大聖堂内から300段近くある螺旋階段を上り塔の上へ。そこには、汗も吹き飛ぶ素晴らしい眺めが待っていた!!


ロマネスク様式の赤い聖イジー教会の向こうにヴルタヴァ川がみえる。

上空から見るカレル橋。

城内にある黄金小路。カラフルな小さいお家が並んでいるのに黄金と言われるのは、昔ここにお抱えの錬金術師が住んでいたから。
水色のお家No.22にカフカが暮らしていた。


カレル橋からの眺め。後方に見える橋はレギー橋。

Mittwoch, April 16, 2008

チェコ写真集・チェスキークルムロフ

プラハからバスで南へ3時間あまり、これまた世界遺産のチェスキークルムロフへ。その名が表わすとおりヴルタヴァ川の湾曲部に作られた街である。プラハ同様14世紀当時の町並みを残している。プラハの優美な華やかさ、雄大さとは違い、しっとりとした中世の歴史を感じさせるメルヘンチックな小さくてかわいい街。

それでは、おとぎの街へご案内~。

バス停から丘を登り街へ向かう。丘から見える町並みに既に心奪われる。

街中に入り、塔のあるお城へ向かう。

ナイスショット!熊ちゃん。
このメス熊ちゃんはお城の空堀にもう一匹のオス熊くんと一緒に飼われている。これで敵も容易には入ってこれません。

城の塔からの眺め。ヴルタヴァ川が弧を描いているのが分かる。



お城と庭をつなぐ橋。


お城の橋からの眺め。

絶壁の上に立つお城。

水辺にはやっぱり水車。
だだーん。またまたボリュームたっぷりチェコ料理。正式に言うと南ボヘミア郷土料理なのです。このお好み焼きのようなものは、ローストポーク入りのポテトオムレツ。オムレツと言う割には卵よりもポテトの方が強烈。濃く力強くほどよい苦味のある地ビールのエッゲンベルクに良く合うんだな、これが。

Dienstag, April 15, 2008

チェコ写真集・丸ごと世界遺産プラハ 2 -ビール飲み歩き&チェコの食編-

チェコと言えばビール。ビールの国ドイツの最大のライバルです。
酒好き酒豪姉妹にはもちろんウハウハな国。
昼夜関わらずビール飲み歩き♪ボリュームたっぷりのチェコの肉料理にはやっぱビールが最高っす。

ではでは、チェコの食のご紹介~。
左の場所はプラハ市民会館の地下のレストラン。アールヌーヴォーと中世が混合したビアホール。ここで飲んだピルスナー・ウルケル(ドイツではピルスナー・ウアクエルで名が通っている。)がマジ旨。特に黒。あまりにもおいしかったので、ウルケルの黒を店頭で探てみた。が、全く見つからない。それもそのはず、ウルケルに黒はないのだ。一体何の黒ビールだったんだーー。そこで、普通のウルケルの瓶ビールを買って飲んでみたが、これもあの味ではない。それともやっぱ樽からのビールと瓶ではこうまで味が違うのかな。その後、求めていたこの味に再会ならず少し残念でした。あーもっとのんどきゃよかった。

チェコ料理定番のグーラッシュとクネドリキの付け合せ。クネドリキはここにある蒸しパンぽいものから、ジャガイモの粉を使ったドイツで言うクヌードルのようなもの、中に練りこむものによっても味に違いが出るので色々と種類に富んでいる。個人的には蒸しパンちっくなクネドリキが一番好き。ラムのステーキ。揚げたオニオンで肉が見えなーい。

出ました、鴨の丸焼き。っていうか、これ半分だから一人分だそうな。こんなん一人で食べられるわけない。妹と半分ずつでもかなりの肉の量だった。
このレストランは、1466年開業のプラハ最古のビアホール、UMedvidku。観光客と地元民でいつも賑わっている。プラハの知り合いに、混み合う人々にひるまずホールを突っ切って奥の階段を登ったらゆったり食事できる知る人ぞ知るスペースがあると聞いたので、入ってみた。来て見てびっくり。ほんとにあったそんなスペース。15人ほどが座れるテーブル席が、下の階の混雑を尻目にゆったりとある。素晴らしいインサイダーティップをありがとう!
ここでは、自家製ビールのオールドゴットを飲んでみた。独特の深い味わい。大人な味のビール。

番外編:カフェ


ヴァーツラフ広場からすぐのルツェルナ宮殿(といっても本物の宮殿ではなく多目的施設)内に逆さ馬に乗った聖ヴァーツラフ像がある。このちょうどお尻の先あたりにあるのがカヴァルナ・ルツェルナ、カフェ・ルツェルナであります。ここもプラハの知人のお勧め。
アール・ヌーヴォー調のカフェではシックな19世紀末のプラハを感じながらお茶ができます。
クランベリーケーキにフルーツバニラケーキ。ドイツのばかでかいケーキを見慣れているので、ここのケーキのような日本チックな上品サイズがかわいく思える。お味◎。

こんな感じで、よく歩いてんだから大丈夫と調子にのって毎日飲み食いしていましたが、やっぱこのボリューム太らないわけがない。後に写っている写真を見ると、日々丸くなっている我ら姉妹がいるのでした・・・。