バロックの古都ドレスデン。
ドレスデンはプラハとベルリンのちょうど間くらいにある。
プラハからの帰りについでに寄ってみた。
ドレスデンは第二次世界大戦でベルリンと同じように破壊尽くされたが、東西統一後地道に復興・復元が進んでいる。
まずはドレスデンの中心に位置し、街のシンボルでもある聖母教会からどうぞ。
戦争で瓦礫と化したこの教会も2004年に復元が完成し、60年ぶりにその偉大な姿を取り戻した。
聖母教会の中も当時の輝きが蘇っている。
これは、戦下で奇跡的に残ったドレスデン城(レジデンツ宮殿)北東側の武芸競技場シュタールホーフ(Stallhof)の外壁『君主の行列』。(奥に見える赤い屋根がレジデンツ)102mの長さがあり、マイセンの磁器タイル2万5000枚からなるそうな。ここには先頭の古い時代から始まり近代へとザクセン代々の選帝侯や国王35人が描かれている。
この長い行列の最後尾にはこの壁画の作者ヴィリアム・ヴァルターがちゃっかり登場している。
歴代ザクセン王の居城であったドレスデン城。
城のハウスマン塔。城のゲオルグ門
ツヴィンガー宮殿の王冠の門。
ツヴィンガー宮殿はこの中庭を一周するように建っている。現在は、アルトマイスター絵画館、武器博物館、陶磁器コレクションが入っている。現在アルトマイスター絵画館と武器博物館はセットで見られる。結構な見ごたえ。中でも絵画館のハイライト『システィーナのマドンナ』は必見!有名なかわいい天使ちゃんが見られます。
ドレスデンの国立歌劇場ゼンパーオーパー。
ザクセン王のビールだったラーデベルガーのCMの背景にも見られるのはこれです。
中央がドレスデン城。右側には宮廷教会が建っている。
ブリュールのテラス。ここから街の中心を流れるエルベ川と対岸の新市街を眺めることができる。
ブリュールのテラスから聖母教会へと続く活気のある通り。
新市街側にある日本宮殿。何が日本なんだろう。この屋根の形??宮殿内の屋根を支える彫像は、どうみても中国人でした。ありがち・・・。
エルベ川に掛かるアウグストゥス橋から旧市街を眺める。
ベルリン以上にまだまだ多くの工事現場が残るドレスデン。東西統一後のドレスデンの復興は目覚しいものの、バロック時代建築の再建と戦争の爪あとからの完全な復興にはまだ時間がかかりそう。とは言え、バロック時代の華やかさとは違った新しい風がドレスデンには吹き始めている気がします。
Abonnieren
Kommentare zum Post (Atom)
Keine Kommentare:
Kommentar veröffentlichen