Tanz in den Mai(5月を踊りながら迎える)という習慣がこちらにはあります。
これは、昔々からのヨーロッパの習慣で、夏の訪れを象徴する5月1日の一日前、4月30日にWalpurgisnachtという前夜祭でみんなで踊ってお祝いしたことに由来するようです。
ただ前夜祭のWalpurgisnachtという名前は、夏のお祭りとはまったく関係のないカトリックの聖女Walburga(Walpurga)からきているようで、これってやっぱりイースター祭同様、キリスト教以前からあった地元のお祭りをうま~くキリスト教化するための策で後々からつけられた名前だったのかなとか考えてしまいます。
さて、今日ドイツでは、Tanz in den Maiという言葉だけが一人歩きして、その言葉に乗じて4月30日から5月1日にかけて若者は踊りに行きます。
ベルリンの5月1日といえば、メイ・デーのデモ、もとい大暴れが問題で、良い子はお家で静かにしてましょうという事になっていたのですが、ここ2・3年平穏だったので、私も出かけてみました。むふふ。
ドイツ初&ベルリン初!のTanz in den Maiはカフェ・ツァパタでヒップ・ホップ。
ヒップ・ホップって全くもって私のジャンルじゃないけれど、友達の友達の弟のライブということでお声がかかったので行ってみました。
友友弟、MCのフローインイモ(なんちゅう名前じゃ)はブレーメン出身で、クリはたまたま彼のCDを持っていた。知らなかったけど7.8年前はけっこう有名だったらしい。(たぶんクリも片足突っ込んでたドイツヒップホップシーンではの話。)
初のヒップ・ホップ・ライブ。
思いのほか、というか、私のヒップ・ホップに対するネガティブイメージが払拭されるほどに良かった。
ヒップ・ホップってパフォーマーを目の前にすると数段に良い。
フローインイモのパフォーマンスが特別なだけかもしれないけど。
なんかヘルゲ・シュナイダー(ドイツ語圏にお住まいの方ご存知?)を髣髴させる。(音楽ジャンルはぜんぜん違うけど、オーラー的に。)
彼はフリースタイルと言って、その場で思いついたことを曲にあわせてラップにする。
バックに流れる曲は選曲もオリジナルも良くて、気持ち良く5月に踊り入ることができました。
≪カフェ・ツァパタ名物、炎を吐くねずみ。絵で失敬。≫
≪フローインイモ(チェックの人)とバックバンド、レス・フリークス≫
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4 Kommentare:
お久しぶり♪
ヒップホップって全然聞かないので分かりません!リンク貼ってくれたまえ♪
ねずみXさん!
お久しぶり!
かなりまたサボってましたこのブログ。
ヒップホップ、え?フローインイモのリンク?それともヒップホップ自体?
おーフローインイモがウィキペディアに載ってた。やっぱそれなりに有名なのだろうか。
http://de.wikipedia.org/wiki/FlowinImmO
またそちらにもお邪魔しま~す。
本場のラップ音楽、是非、見てみたいな。
コマさんへ
ドイツでもアメリカ文化の影響が強くて、中でも音楽はすごい影響を受けてると思うよ。最近まで若者は英語で歌をうたうのが普通だったくらい。やっとこのヒップホップ文化でドイツ語のテキストが出てきて、ポップ歌詞もドイツ語が多くなってきました。
ライブでのラップは見ごたえあったよ~。
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