Dienstag, September 30, 2008

やるじゃんポツダム。

ポツダムとはベルリンの隣町で、家からは電車で30分位のところにある。
見かけ小さな田舎町だが、ブランデンブルク州のれっきとした州都。

ここにはポツダム宣言で有名なツィツィーリエンホーフ宮殿やフリードリヒ大王のサンスーシー宮殿、宮殿のすばらしい庭や水辺の自然など、素敵な見所(&世界遺産)が沢山あって、以前にも何度か訪れた。とは言え、町の中心はというと、DDR時代にほったらかしにされ、統一後も宮殿などに修繕費が回っていたからか、観光の対象としてはかなりみすぼらしく、わざわざ寄ろうなんて気にならなかった。

しか~し!
今回トラムで町を抜けると、以前の町の雰囲気とかなり違う。人々で通りが賑わっているし、なんかピカピカしている。思わずトラムから降り、町を散策してしまった。どこを見ても修繕が行き届き、めちゃくちゃ綺麗になっている。
この町が実はこんなに可愛くてお洒落だったとは!この変身振りはただごとではない。
ブランデンブルク州都の意地とも言うべきか・・・。

ポツダムの町の散策で特に気に入ってしまったのは、オランダ地区。予期せずいきなりレンガの町並みが現れて、ここは一体どこ状態。お伽の町の中に更なるお伽の町がある感じ。

オランダ地区にかかわらず、町の小道のあちらこちらにベルリンでは消えつつある個々に違う小さなお店が散らばっているのもいい。扉の向こうに多くの発見が待っている。

あまりにも可愛い町並みにベルリンを捨ててここに移り住もうか一瞬マジで考えた。
だからベルリンに来るならば、ポツダムに寄らなきゃそんそん。と心から思う。
特に秋の晴れた日には、宮殿めぐりはもちろん、紅葉する自然を遠目に町中を散策するのもお勧め☆

長くベルリンの影に隠れて晴れの日を見なかったポツダム。
今はポツダムの町が近くにあるっていうことが、ベルリンの価値を更に上げている感じ。
都会を気取る馬鹿でかい道が幅を利かせるベルリンに嫌気が差したら、迷わず隣町ポツダムへ。小さな可愛いお伽の町が心を癒します。